こんにちは、ナツコです。
【上ばっかり見てたから下が見たくなった?
下しか見えないから、上が見たい?
馬鹿言うなって。
上だの下だの右だの左だの、
余計なとこばっか見てっから、
肝心なものが見えなくなっちまうんだよ】
【いいか。人間なんてのはな、
真っ直ぐ前だけ向いて生きてきゃいいんだよ】
一気に書いてしまいましたが、
上記は誉田哲也の小説、「ストロベリーナイト」
からの抜粋。
主人公の警部補、姫川玲子に
ガンテツこと、刑事の勝俣が
ラストで投げる台詞です。
「ストロベリーナイト」シリーズは
残酷な描写が多い犯罪読み物なので
好き嫌いがわかれるかもしれませんが、
わたしは大好きな作品群。
月並みな表現ですが、
ひとの強さと弱さが痛みをともなって
迫ってくる小説です。
生きてれば、
落ち込んだり、
なにかのせいにしたくなったり、
絶望したりすることもあると思うのだけれど
そんなときこそ
この言葉を、わたしは思い出します。
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