こんにちは、ナツコです。
絵画、写真、織物、陶芸、音楽、
じぶんの何か、を表現するにあたって
そのためのツールは数多ありますが、
わたしは「言葉」を選んでいます。
言葉は使い手をあらわす。
正確で、無駄がなく、
かといって無味乾燥とは対極で
硬質な華やかさのなかに
優しさが垣間みえる、、
そんな塩野七生さんのエッセイは、
端正で美しい。
ざわざわしたじぶんの気持ちを整えたい
ときに、手に取りたくなります。
今日の1冊は
「想いの軌跡」。
最後がどんな一文で締めくくられているのかが
気になり、
そっと後ろからめくってみると、、、
【どうせ同じ人生なら、豊饒であることにこしたことはない、のであるから。】
うーん、参った。。。
豊饒。豊かであること。
何をもって豊かなのか、は人それぞれなので
じぶんにとっての「豊饒」を
見つけて、極めていけばいいのでしょう。
美しさと知性と豊かさがぎゅっと
詰め込まれた、こんな1冊の本に出会えること。
これもわたしの「豊饒」のひとつです。
0コメント