こんにちは、ナツコです。
今日はわたしの嗜好について。
わたしは美しいもの、を心底愛して求めていますが
「美しくないもの」にも
実は心惹かれます。
絵画や映画、美術作品など、
わたしが反応してしまうのは
「美しいだけ」のものではなく
美しさとグロテスクさが混じっているもの。
先日訪れた「フラワーゾンビ展」の作品は
その象徴かもしれません。
醜怪なもの、は
最初から醜かったのだろうか?
わたしには、
「醜怪さ」「怖さ」とは、
「悲しみ」や「怒り」が
長い時間をかけて研ぎ澄まされ、濾されていく
過程で成型された抽出物。そんな気がします。
「フラワーゾンビ展」の絵画を見た瞬間、
コッポラの映画「フランケンシュタイン」
「ドラキュラ」が脳裏をよぎりました。
「フランケンシュタイン」では
美しかったヒロインが、愛情と狂気の間で
醜い人造人間へと変貌させられてしまう。
「ドラキュラ」は、ヒロインが魅了される伯爵が
実は醜怪な吸血鬼だった。
ところで、
「陰陽」のシンボルはご存知ですか?
100%「陽」はありえないし
100%「陰」もありえないように、
「美」の中に微かに含まれる「醜」を
「醜」の中に微かに含まれる「美」を
無意識に嗅ぎ取り、惹かれるのかもしれない。
そして、「陽きわまりて陰となす」
があらわすように
美しさを極めようとすると
そこにそこはかとない「グロテスクさ」が
漂ってしまうのかもしれない・・
某美しい姉妹のように。
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