おはようございます、ナツコです。
刺激がなければ筋肉が衰えていくように、
感性にも「慣れ」が生じる。
散歩に出かけて自然を観察したり
映画を観たり
人と何かについて話したり
ささやかな事柄を通して
じぶんは何を感じたのか、
を振り返って言語化する時間が
その人の感性の豊かさに繋がっている
ような気がします。
日々の刺激のなかで、
「混乱」
や
「混沌」
を確実に与えてくれるのが、
わたしの場合は「短歌」。
わたし自身は詠みません(詠めません)が、
少ない字数に凝縮された世界観は
清らかな光景もあれば
毒々しさを放つものもあり、
美しくもありホラーでもあり。
【ナイターに背を向け
ひとりキッチンで
静かに桃を食べている母】
(「しびれる短歌」より抜粋)
こちらは、2人の歌人が
背景を推察したり
具体的な説明や感想を交えながら
短歌について語っている一冊。
専門的な知識がなくても、
短歌を楽しめます。
同じ単語を使うのでも、
平仮名をあてるのか
漢字をあてるのか
それはどうしてか、
「焼ける」ではなく
「灼ける」という漢字を
あてたのはどうしてか?
わたしのすぐ怠けてしまう
「想像力の筋肉」が
刺激される、貴重な時間です。
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